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朝10時のハンバーグ…と豚ロース生姜焼き、これがホントに最後の下北洋食屋マックの一日

2008 - 08/26 [Tue] - 22:12







そもそも最初に下北沢の洋食屋さんマックを訪れたのは、
どんな風だったのか残念な事にまったく覚えていません。
一人だったかもしれないし、友人のKさんとだったような気もするし、
あるいはまったく違う誰かとだったのかも。
でも、頼んだものだけは覚えているのが私っぽいぞ(笑)。
それが豚ロース生姜焼きにライスと味噌汁がついたセットでした。
(現在は650円ですが、もしかしたら当時は600円だった…かな?)

当然、ここ以外でもそういうものは散々食べていますし、
自分でも作ろうと思えば『生姜焼き』という料理はできるのですが、
なぜかピシッとマックの味にハマってしまったようで、
それ以来、気づいたら10数年が過ぎておりました。
下北沢に在住当時は3日にあけず通ったかと思えば、
3ヶ月はいかなかったりとか、
店側にしてみれば客として読めない層だったでしょうね(笑)。

その後、下北沢を離れてからは、
なかなか行く機会がないかに思えましたが、
結局、美容院は下北沢に来ていたものですから、
やっぱり顔は出し続けることになりました。
だって、ホンキの一人飯ができるところって下北沢でも少ないんだもの。
お洒落なところとか、ごちそう系は多々あっても、
ちゃんとした一食の食事が味わえる店は、驚くほど少ないのです。

このマックの店名の由来は、
マスターがスティーブ・マックィーンがお好きだったからなのは、
店内にさりげなく飾られたものからわかると思いますが、
マスターの風貌そのものも『マック』だったように感じられます。
店はボックスシートが3区画分ありますが、
私はもっぱら調理が見えるカウンターに陣取るのが好きでした。

キッチンのガスコンロは5つありますが、
このうち一つは味噌汁の寸胴が温まっていて常に占拠状態。
もう一つは揚げ物専用の半寸胴。
残り3つのコンロを使って、
マスターがいくつものオーダーを同時進行してゆく様は、圧巻です。
多い時で7つほどのハンバーグを一度に焼きながら、
揚げ物を仕上げつつ、オムレツを焼いていたりされていましたよね。
さらには味噌汁をお椀によそうのも同時。

その手際もさることながら、
常人が家庭でやると失敗するであろうくらいに、
大胆に火力を上げているのにはおおいに驚かされ、
そして参考にもさせてもらいました。
フタ、の使い方はマスターから覚えたと言っても過言ではありません。

マスターのサポートに徹しているみなさんも見事なもので、
皿につけあわせの野菜とスパゲッティーを盛り付け、
皿やフライパンを洗い、
仕上がってくる料理との連携をとっているのですが、
これが思いのほか大変なことなんだと感じられました。
厨房がそれほど広いわけではないので、
空間のやりくりをしつつ、最大限早く出すための努力がわかります。

さて、生姜焼きのために通いまくりましたから、
どんな味だったのか文章に残しておこうと思うのですが、
これがまたねぇ…難しいのさ。
結局、再現すらできなかったもので。
その味はいくらでも食べ続けたい味としかいいようがないもの。
生姜自体はそんなに感じませんし、クドさや強烈なインパクトはなく、
さっぱりとした味だからこそ、女性客も多かったのではないでしょうか。

このタレが染みていった『つけあわせのスパゲッティー』こそが、
マック最大の楽しみだったと言う人は、
たぶん、私だけじゃないと思うんだよね。
どう考えても茹でおきでのびてるとしか言いようはないけど(爆)、
これの旨さは他に比べようがないんだよね。

その後、若気の至りではありませんが、
もう少し食べたいぞと思ったときに、
この豚ロース生姜焼きとハンバーグのセットを頼むようになりました。
ハンバーグが売りである事は知ってはいましたが、
通ってから半年は経っていたんじゃないかなぁ。ハンバーグ体験は。
マックのハンバーグは、マックのハンバーグとしか表現しようがなく、
かなりの独自系。

いま流行りの粗挽きで肉の歯ごたえを狙ったものではなく、
なおかつ肉汁がドバッと過剰にあふれるものでもなく、
柔らかくあくまでしっとりした感触が特徴。
だこらこそ、かなりの年配の層にまでアピールしたんじゃなかろうか。
さらに、トマト系のソースなのも少数派ではありました。

33年間、同じように店で料理を出しつづけることが、
どれだけ大変かはプロではない私にわかるはずもないのですが、
ほぼ同じくらいの期間、家庭料理なら作ってきていますので、
味がぶれないということがどんなに生半可な事ではないかは、
わかるつもりです。
その中心にまっすぐ芯があったお店が、
また一つ無くなる事はとても埋め難い事なのですが、
あの店で過ごした時間こそが大切なのだと思っています。

下北洋食屋マックは、
今日が33年間の歴史に終止符をうつ最後の日でした。
開店の10時には、小雨まじりにも関わらず、
すでに信じられない数の人たちがつめかけておりました。
私もねえ、もう少し余裕がある到着のはずだったんですけど…。
こんな時に限って『小田急線が人身事故』で止まりやがる!!
そんなこんなで80番目くらいにならんで参りました。
もちろん『ハンバーグと豚ロース生姜焼き』目当てでございますさ。
それにしても、みんな早い時間なのに凄え食欲旺盛です。
女の子も。。。

美味しいだけのお店はいくらもあるでしょうが、
美味しくて、心に残るお店というのは、
料理を作る人が良い顔をしているものです。
この人が作った料理を食べたい!、そんな顔に出会えた私は、
マックから幸せな気持ちをもらったように思います。
でも、そろそろ朝10時にこれだけの量食べるのは限界の年齢かも〜(泣)。
だけど、両方食べたかったんだ〜い!!!!




※お店のみなさんの写真は今日、限定営業最終日ではなく、
 限定営業2日目の朝、
 客足が一瞬なかったために撮らせていただけたものです。
 最終日は朝一から戦場状態でしたから、幸運でした。

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    元々はリアル環境に諸事情をかかえていたときに気分転換で匿名ではじめた個人的な日記ブログでした。MAYAというのは中学以来の一部でのニックネームですから、おわかりの人にはすでに誰だかわかっていたはず。もう、実名にしてもよくなったのだけれど、ネットでの交流がはじまっていた方もおり、複雑怪奇なことになりそうだったのでこのブログDARK HEAVENでのハンドルはMAYAで通すことにしました。プロフィールにあるようなよくわからないシュミの性別不詳、年齢不詳の「キャラ」として楽しんでもらえれば幸いです。時々、性別や年齢がわかる発言をしているのは愛嬌ということで。リンクやトラックバックはご自由にどうぞ。拍手は泣いて喜びます。こんなのでよければ仲良くしてね。

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