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四万六千日〜浅草寺ほおずき市

大学生だったころの話ですが、
クラスメイトの女の子が、
午後の授業に「鉢植え」をぶらさげてきたので、
どうしたのかと尋ねたら、
にこっと笑って一言「ほおずき市!」と返されたことがありました。
大学は池袋なのに、わざわざ浅草に寄ってきたようです。
そういうのは好きなもので、あやうくその子も好きになりかけたのですが、
結局何もありませんでした…が。
そんなわけで、浅草寺の「ほおずき市」です。
毎年、7月9日と10日というのが決まりですから、
靖国神社のみたままつりと同じように「日付」フィクスなので、
平日にあたることが多いんですよねぇ。
ですが、日付に意味があるので無闇にズラすものではありません。
国民の祝日が毎年違う日になるようになってから、
なにか、この国はおかしくありませんかねぇ?(毒)。
それはともかくとして7月10日は四万六千日と言い、
この日にお参りすると普段はどうであれ、
四万六千日分お参りしたのと同じ効果がある日とされています。
つまり127年分のご利益なわけですがな。
クイズ番組のラスト問題の得点が、
インフレになるのと同じことなんですね(笑)。
さて、このほおずき市。
江戸時代には元々雷よけの意味合いで、
赤いとうもろこしを売る市だったのですが、
明治の世にまったく採れない不作の年があり、
代用品として売られた「ほおずき」のほうが定着したようです。
それにしても浅草寺のまわりに、
ほおずきの露店が200以上並ぶ様は圧巻。
ほおずきの葉の緑と、実のオレンジ色の彩りのセンスは、
イタリアンファッションにも負けちゃおりませんぜ。
もう少し、この国では見直すべきものがまわりにあるようです。
ほおずきを巡る状況も実は変化をしていて、
現在ではほとんどが「丹波ほおずき」という観賞用品種ですが、
本来は「千成ほおずき」という品種が主流だったそうです。
そう言えば、私が子どもの頃はじめて見たほおずきは、
実が「青い」千成ほおずきだったものなぁ…。
変わるものと変わらないもの。
答えはそれぞれが見つけてゆくものなのかもしれませんね。
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