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砦らぁめん @ 麺の坊 砦(神泉)

私は元々が東京の人間なので、
鶏ガラしょう油味の澄んだスープで黄色っぽい縮れ麺といった、
古典的な東京ラーメンがいちばん好きです。
でも、博多とんこつラーメンを現地で食べて以来、
白濁したとんこつも忘れ難いものになりました。
そのあたり、母親が九州人だったから、
遺伝子になにかよけいなことが刷り込まれているのかな?
そんなわけで、今日はとんこつラーメンの紹介。
もう結論から言っちゃうと、「珠玉の一杯」。
本場九州からは別として、わざわざ足を運ぶのに値するお店です。
なぜ九州は別なのかと言えば、
とんこつ臭いアクの強さは皆無なので、
そういうものが好きな人にはもの足りないと思いますから。
この「砦」の店主は、かの「博多一風堂」出身。
それも単に在籍していたという方ではなくて、
まだ一店だった一風堂にとびこみ、
その後、新横浜ラーメン博物館出店の際には店長として活躍。
文字通り、一風堂の躍進に「番頭格」の立場だった人なのです。
13年間の一風堂での仕事の後、満を持して独立。
2001年にこの砦を開店されたようです。
壁面に一風堂社長河原氏の書き文字が踊っているところから、
もちろん円満独立なのは言うまでもないでしょう(笑)。
ラーメン屋さんにしては珍しく、
清潔な使い捨てではないおしぼりを出してくれるなど雰囲気も良く、
カウンター席主体の店ではあるのですが、
せせこましくない店内はとても落ち着けます。
もちろん、女性のお一人さまも安心。
というかですね、女性の一人客がこんなに多いとんこつラーメン店は、
見たことがありません。
濃すぎることのない、軽妙なとんこつスープは、
もはや一風堂とは完全に違う方向に歩んでいると思います。
最後まで美味しく飲めるスープで、麺を引き立てます。
麺は1mmの細麺と2mmの太麺が選べるそうですが、
お勧めなのは細麺なのだそうで、今回は細麺をチョイス。
茹で具合も細かく応じてくれるそうですから、
バリかたなんかも良さそうな感じ。
歩いて行ける距離にある製麺工房製の麺は、繊細かつ満足できる味。
また、チャーシューも柔らかく味がしみていて、素晴らしい出来。
卓上にあるニンニク、胡麻、紅ショウガ、高菜と組み合わせて、
その日の気分にあった装いで楽しめる一杯でしょう。
砦らぁめんは、700円。
最後の一滴まで素晴らしいので、700円は当然の代価です。
もちろん替玉したのはいうまでもありません。替玉は150円。
毎日食べても飽きない種類のとんこつラーメンです。
惜しむらくは、すべての駅から遠い、
わかりにくいところにあることでしょうか?
でも、そこをおして探し出すだけの価値のあったお店でした。
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