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水掛菜(とう菜)・水菜漬け @ 阿多野水田(静岡県)

ほとんどの人には、
たんなる野沢菜の漬物にしか見えないと思いますが、
静岡県東部出身の人にはピンポイントの漬物。
野菜の青が貴重な、冬場に出てくる冬菜の一つで、
生でも食べられますが漬物にすることが多いようです。
漬物の味は、くっきりとした線の強い野沢菜といった感じで、
青々しさやわずかな苦みがクセになります。
ほとんどの人が抵抗感なく食べられそうな、万人向けの感じ。
元々は冬場の裏作用の作物で、
新潟県から伝播したのが発祥のようですが、
収穫時期はわずか1ヶ月。
しかも静岡県東部の北側の一地区でしか作られない特産物なので、
ほとんど幻といっていいかもしれません。
私の亡くなった祖父が静岡県の御殿場市に縁があったので、
私もかなり前から口にしてはいましたが、
それは、祖父の友人である御殿場のゴルフクラブの料理長(故人)が、
自らの家で漬けてくれたものだったようです。
なにせ、御殿場の冬場の土間の寒さときたら!
そんな環境があるからこそ、美味しい漬物になるんですよね。
都会のマンションで漬けた漬物の美味しくないこと!(笑)
とう菜とも言いますが、私が知っている方はみな、
たんに「水菜」とおっしゃるので、
京都の水菜がはじめて全国区に出てきたときには、
酷く混乱させられましたが、あれとは違うしっかりした野菜です。
今回の『水菜』は、祖父の別の知り合いが、
自分でもいちばん美味しいと思うものを送ってくださったものです。
農家直の市販品ではありますが、
野沢菜などをふくめても、
私はこれ以上美味しい青菜類の漬物を食べたことがありません。
漬物としては保存料無添加、
そして、害虫のおとなしい時期に作るので、
畑の段階から無農薬(または減農薬)なのもうれしいところ。
ただし、漬物でも日保ちがしないものなので、
すぐに食べる分以外は冷凍したほうがいいのかもしれません。
※水掛菜の郷
http://mizukakena.michikusa.jp/
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