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劇団スーパー・エキセントリック・シアター Chemical reaction プロジェクト「スモーキング・ガレージ」~ふぞろいな♂たち~ @ シアターサンモール(新宿御苑)【2008/2/25(月)】




どうも、ここのところ演劇熱を再燃させておりまして、
連日の観劇となってしまいました。
今回の芝居、もちろん誰目当てかはおわかりかと。
それはともかく、シアターサンモールは繁華街の外れに、
唐突に出現する中世の城風の重厚な外観。
なんとなく二世代前の古いラブホ、
目黒エンペラーを思いだしてしまう…なんていうと歳がバレるな…。
(サンモールの人に怒られるな(笑)。)

「化学反応という言葉をキーワードに発足する、
 Chemical reaction(ケミカルリアクション)プロジェクト。
 脚本に大和を迎え、どんでん返しの繰り返し、
 やさしいダメ男達のハートフルコメディーをお送りいたします。」

というのが、この舞台のキャッチコピー。
寂れつつある街の、おんぼろ自動車修理工場を舞台に、
愛すべきダメ男たちを主軸に物語は描かれています。
恋人・美咲に死に別れたショックを引きずる若き整備士、
桜井真二(松田悟志)の前に、
亡くなった恋人と瓜二つの女性・秋山早苗(さとうやすえ)が現れた時、
静かに何かが動き出しはじめます。

たぶん、ね。もう少し若い時に観ていたら、
真っ先に主人公の真二くんにシンクロしていたんだと思うんだけれど、
どうしても、やや俯瞰したところから見ちゃうのは、
いろんなことを経験しちゃったからかもしれませんね。
あ、そこ数名!、笑い過ぎ。
これが、若さか…なんて、つぶやいてもみたり。

哀しいかな、真二の雇い主の整備工場長の織田亮介(大和)という、
ダメダメ独身男の立ち位置のほうが、
私の実年齢に近いもんだから、嫌悪しながらも気になる気になる(笑)。
だって、「おれがパチンコで12万円すったのは、
おまえが誘ったせいだから、おまえの給料でなんとかしろ。」
みたいなことをいう亮介のような人って、ホントにいるんだもん。
ついつい思いだしちゃいましたから、
大和さんの演技はたいしたものです。
あ、思いだしたといっても、私はパチンコはやりませんから、
パチンコがらみの話じゃないですよ。

物語の核心は、早苗が真二に近づいた真の目的があきらかになった時、
一度全てがひっくり返り、
その目的が早苗のなかでは、
いつのまにか目的ではなくなってしまっていたことから、
もう一度ひっくり返されます。
それもひとえに真二(松田悟志)のひたむきさや、
亮介たちの真摯さゆえということでしょうか。

観た後に、どこか胸の奥に眠る記憶を刺激された気がして、
戻らないものへのせつなさは少し残りますが、
それにありあまるさわやかさを胸に抱いて家路につける、
そんな優しい余韻のある芝居でした。

そして、変わってゆく時代へのノスタルジーをも、
存分に感じさせてくれたのは、
男が男にタバコをつけてあげることが、
かっこ良かった時代があったことを彷彿とさせる、
あの「ラストシーン」ゆえでしょうか。
このホンを書いた大和さん、ホントにタバコ好きなのですね。

舞台におかれた二階建てのセットは、
下段と上段で場所・時間・空間を使い分けられ、
中央部分をとりかえることで様々な場所を表現していましたが、
とても見事なものでした。
惜しいのは、上と下をバタバタ走り回る…
みたいな使い方もあってもよかったのかも。

ほぼ、演出・脚本ともに満足できましたが、ただ一点。
坂上三郎(坂田鉄平)というキャラクターが、
真二と早苗をひきあわせるための、
ストーリーの辻褄合わせだけの存在に終わってしまい、
もったいなかったように思います。
三郎の台詞に真二に対するもうしわけなさをもう少し追加するか、
早苗とからませることで、
三郎の考えを浮かびあがらせることはできたのではないでしょうか。

私が観にいったのは25日(月)。
22日(金)から26日(火)までの公演ですから、
もっともこなれて、良い意味で肩の力の抜けた回だったのでは?
と思います。
余談ですが、初回でもラクでも土日でもないため、
関係者招待の多い回だったようでもあります。
びっくりするような有名人がロビーにいらっしゃったりしていました。

話が支離滅裂気味ですが…、
とーぜん松田悟志さんを観にいったわけなんですが、
その松田悟志演じる真二を影ながら慕う、
工場長・亮介(大和)の妹役の三原珠紀さん、可愛いっ。
…いや、違うな…
彼女の演じた「織田香夏子」が健気で強気で可愛いのか。
う~ん、ああいうキャラには惚れっぽくてこまる。
ゲンジツでは散々痛い目にあってるやんか。

今回、入り待ち出待ちをしていた関係で、
俳優さん、とくに女優さんは、
私たちとは別種のイキモノのようだという思いを、
新たにしたと思います。
とくに、さとうやすえさんは歩く姿から綺麗。
なんだろう…、テレビや映画じゃもったいないです、さとうさんは。
…じゃなくて、やはり松田悟志のジツブツはかっこ良いですわ。



社団法人日本劇団協議会 創作劇奨励公演3
劇団スーパー・エキセントリック・シアター
Chemical reaction プロジェクト
「スモーキング・ガレージ」~ふぞろいな♂たち~
作/大和
演出/八木橋修
出演/松田悟志、さとうやすえ、大和、丸山優子、
   野崎数馬、坂田鉄平、山口麻衣加、三原珠紀
会場 シアターサンモール(新宿御苑)
前売 4,000円
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テーマ : 演劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

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    元々はリアル環境に諸事情をかかえていたときに気分転換で匿名ではじめた個人的な日記ブログでした。MAYAというのは中学以来の一部でのニックネームですから、おわかりの人にはすでに誰だかわかっていたはず。もう、実名にしてもよくなったのだけれど、ネットでの交流がはじまっていた方もおり、複雑怪奇なことになりそうだったのでこのブログDARK HEAVENでのハンドルはMAYAで通すことにしました。プロフィールにあるようなよくわからないシュミの性別不詳、年齢不詳の「キャラ」として楽しんでもらえれば幸いです。時々、性別や年齢がわかる発言をしているのは愛嬌ということで。リンクやトラックバックはご自由にどうぞ。拍手は泣いて喜びます。こんなのでよければ仲良くしてね。
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