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品川丼 @ そば処常盤軒・品川駅第3・4番線京浜東北線ホーム店(品川駅)

関東近郊に住まっている者にとって、
東京の主要駅の一つである「品川駅」は、
誰しもが一度は利用したことがあると思います。
一日24万人近くの人々がわらわらと通過してゆく背景には、
新幹線や羽田空港とのアクセスの良さのためもあるんでしょう。
逆に言うと、品川駅の利用方法は残念ながら「通過」のため(笑)。
そのために、ほとんどの人が気づかずに通り過ぎてしまうのが、
品川駅に6店舗ある立食いそば屋「そば処常盤軒」の隠された謎!
都内のJRでは、いまやどこでも変わりないような、
大規模展開の立食いそば屋チェーンの店ばかりですが、
地元発祥の常盤軒は、
こじんまりと特色ある展開をしています。
品川駅構内の6店舗でも、店ごとにメニュー構成がまったく異なります。
これに気づかないのは、もったいないですよ。
店によってはカレーライスなどの、
ご飯ものに力を入れているところがあり、
その中でも京浜東北線ホームの店の他、
山手線ホーム、東海道線ホームの3店舗のみであつかっているのが、
古くからの名物・品川丼400円なり。
なんだ!、ただのかき揚げ丼じゃないかと簡単に言いなさんな。
そこには細かい工夫がつまっているのです。
もともと漁師町だったころの品川の、
海産物中心のまかない飯をイメージして、
30年ほど前に開発されたのが、この品川丼。
そのかき揚げには「玉ねぎ、春菊」などの安価店の定番の具材の他に、
「桜えび、たこ、いかげそ」などを使っているのが特徴。
とくに桜えびは大小2種類のものを使い、
深みのある食感を演出しています。
そのかき揚げを、品川丼専用の甘さの強い辛いタレにつけこみ、
高級店の天丼のようなサクサク感は残さず、
完全にしっとりと仕上げているのが、この丼の個性ある味なのです。
理屈はいらねぇ、まず食べておくれ!
汁物とお新香つきで400円は、もったいなくて涙が出るよ。
ふつうの人ならじゅうぶんな量ですが、
大盛り品川丼500円も用意されています。
こうしたものって、高い素材で料亭風に上品に作っても、
もの足りないし美味しくもなんともないんだよねぇ。
庶民のパワーの素は計算されないところの猥雑さにあることを、
あらためて感じさせてくれる一杯。
なお、品川駅常盤軒の「そば」には幻と言われるメニューがあり、
あつかうのは6店舗中、なぜか1店舗のみ。
それを食べるためだけに、
第11・12番線東海道線ホームまで足をのばす者もいます。
お好みそば380円、その詳細はまたいずれ近いうちに。
ところで東京には23区という区分がありまして、
品川区という区があるんですが、
JR品川駅最大の謎は、品川駅は品川区じゃあないこと。
品川駅はなぜか、
港区にあるということは地元の人間も知らない人が多いはず。
また、京浜急行という私鉄が乗り入れしていますが、
その一つ目の駅、「北品川」が品川駅より南にあるのも、
そこはかとなく可笑しいかもしれません。
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