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霜柱シノビリカ
2008 - 01/29 [Tue] - 00:32

都心部にいると、
土のうえを歩くことを忘れてしまっているのです。
ふと、そんなことを思い出したのは、
墓参のために訪れていた谷中で、
なにげなく足もとを見たから。
霜柱。
そんな言葉さえもわすれていた気がする。
それは、儚い幻のようにやがて陽の光に消えてゆくのだけれど、
足の裏に残る感触と音とともに、
記憶の扉をちょっとだけ開くことがあるのです。
いちめんの霜柱。
子どもの頃は、
かならず目についた霜柱を、
踏みつけながら学校に行っていたはず。
あれは何のためだったのか。
意味あることだけがすべてじゃないことは、
きっと大人になった今だからよけいに大事なことなんだ。
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