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よみがえる聖剣伝説〜風魔の小次郎より

「な、なにぃっ!?、それはあの伝説の…」
これはシナリオ書きには便利な、禁断のセリフです。
一言だけで、なんだって登場させられるもんね。
それはともかく、車田正美という人の漫画は、
そうしたことが非常に多いのが特徴。
もちろん、悪い意味で揶揄されるような部分もありますが、
いい意味での第一人者だとも思います。
「リングにかけろ」というボクシング漫画では、
最初こそ熱血根性ボクシング漫画だったのに、
カイザーナックルというアイテムがでてきてから、
おかしなことになりましたよね。
あの様々な、星や隕石が飛ぶフィニッシュブローは、
いまだにほとんど忘れていませんとも。
「スペシャル・ローリング・サンダー!!」(←それかよ。)
そして、「聖闘士星矢」はその最たる作品で、
世間一般でいう装着変身アイテムの「聖衣」は、
うまく星座とからめられており、
絶妙のさじ加減だったと言えると思います。
星座のモチーフの形状の聖衣を身につけた戦士の物語には、
かなりわくわくさせられました。
星矢は漫画原作にはない、
テレビオリジナルのアスガルド編が絶妙でしたが、
それは余談。
でも、老師の正体がアレだったのにはさすがに卒倒しましたけど。
そんな「リンかけ」と「星矢」の間の作品が、
学園忍者ものの風魔の小次郎でした。
風魔という単語が出てきたら、
忍者もの以外ありえないんですケドね。
でも、風魔なら「小太郎」だろうと思うのが、
歴史好きのサガなのでしょうが、
そこにも車田正美のケレン味があった気がします。
登場人物には、小次郎、武蔵、項羽、琳彪、柳生、北条、
伊達、そんな名前がズラリ。
(史実とは違う当て字の人もふくめたら、もっとデスな。)
さらに日本史と中国史がグチャグチャですから、
元ネタを知らないで見ている人もいるのでしょうね〜。
そんな風魔の小次郎の最大のウリが、
なぜか、学生服に身を包み「木刀」で戦う忍びたち。
その木刀にも、齢1,000年の木で作った名刀なんだ!とか、
頭がぐらんぐらんする物言いがいっぱいありましたが、
中でも突然出てきた衝撃が「伝説の聖剣」。
大地を裂くほどの力を秘めた聖剣…が単なる木刀!
って、そんなことは最近の若手クリエイターじゃ思いつきませんよね。
この伝説の聖剣…というか、木刀は10本あるのですが、
小次郎の風林火山と、武蔵の黄金剣をのぞいて、
もはや木刀の形をしていません。
そんな木刀ありえないからと、言いながらも見ちゃうんですけどね。
テレビドラマ版のオープニングには、
今週から10聖剣のシルエットが出てきています。
そのカタチを見て笑ってくださいませ。
ちなみに今回のテレビドラマは夜叉編までなので、
聖剣は全部はでてこないはず。
このつぎに続く「聖剣戦争編」も見たいよねぇ。
聖剣の名前は、風林火山、黄金剣、征嵐剣、白朧剣、紅蓮剣、
鳳凰天舞、雷光剣、十字剣、紫煌剣、幻夢氷翔剣なのですが、
どれがどれだったか形状までは覚えておりません(笑)。
そして、何度でも言いますが、これ木刀ですから。
「な、なにぃっ!?、それはあの伝説の…」
このセリフ、大概は言った人があっさりと倒されてしまいます。
ぐ、ぐふっ!!!
もちろん、聖剣で。
あと、一瞬流しがちですが風魔の小次郎でもっとも驚きなのが、
忍びでなおかつ、超能力者(サイキックソルジャー)という戦士が存在すること。
この設定もふつうは重ねたりしないでしょ?
だって忍者の意味がないじゃん。ねぇ、竜魔?、武蔵?
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