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仮面ライダーTHE NEXT【絶賛公開中】




テレビ版のいわゆる平成仮面ライダーシリーズもいいのだけれど、
改造人間としての哀しみを抱いて戦うという、
石ノ森章太郎原作の主題とは違うアプローチになるために、
若干、欲求不満になることも事実だったりします。
なにより「ライダー」なのにバイクシーンが少ないですから。
そこで、2005年に登場したのが、
テレビ版やテレビ版の劇場版とは別アプローチの仮面ライダー、
『仮面ライダー THE FIRST』でした。

徹底的に原点回帰をはかったTHE FIRSTでは、
シリーズ第一作のキャラクターの再構築にあえて挑み、
仮面ライダー1号・本郷猛、
仮面ライダー2号・一文字隼人と、
かつてのテレビシリーズよりおどろどろしいショッカーの激闘を、
大人の観賞に堪えうる視点から描き出しました。

しかしながら、新生した仮面ライダーのディティール、
テレビ版とは違うハードなアクション、
そして、誰もが思わなかった新キャストの立花藤兵衛(!)などは、
かなり高い評価がされたものの、
肝心のストーリー展開が三角関係のラブストーリーにあり、
賛否両論だったというのが結果でした。

そこから二年。
第二作目「仮面ライダーTHE NEXT」の公開がはじまりました。
続編はないかもしれないと、多くのファンも思っていた中で、
さらにうれしい要素を携えてパワーアップして帰ってきてくれました。
うれしい要素は何かって?
それはもちろん、仮面ライダーV3、風見志郎の登場でしょう!!

五代雄介、津上翔一、城戸真司、という名前を言われても、
多くの人はピンとこないでしょうが、
(平成仮面ライダーの最初の三人です。)
本郷猛、一文字隼人、風見志郎の名前の重さは別格ですから、
その三人がスクリーンに並び立つ日がこようとは。
生粋の仮面ライダーV3ファンには、たまりません。

前作「仮面ライダーTHE FIRST」を観ていない人でも、
本郷猛と一文字隼人は自分たちを改造手術したショッカーを裏切り、
この二年間、
どこかで人知れず戦い続けていたということさえ知っていればOK。
あとは、見ていればわかるはずです。
あ!、一文字隼人のほうだけは、手術の副作用で、
いつ死ぬかわからない身体というのは知っていたほうがいいかも。

古いファンはとまどうかもしれませんが、
ショッカーとの戦いがまだ続いており、デストロンはありません。
仮面ライダーV3は、
ショッカー側の刺客として本郷の前に立ちふさがりますが、
そこはお約束(笑)。
たぶん、予想を裏切らないことになると思いますよ。

【以下、ややネタバレをふくむので、
 劇場で鑑賞予定の方は考えてからどうぞ。
 別にハッキリと結末は書いていませんけどね~。】
































PG12、という子どものことをあえて考えていない作りなので、
展開はかなりハード。
結構、血がドバドバと飛び散ります。あと、首も。
もともと怪奇ヒーロー物としてはじまった、
旧作品の初期の色合いをだすために、
ホラー色の強い仕上がりになっているために、
都市伝説、切り裂き殺人などに抵抗のある人にはお勧めできませんが、
そこさえ越えられるなら、こんな面白い映画はありません。

テレビシリーズでは、いまやほとんど見られなくなった火薬の炸裂、
公道を含んだオートバイチェイスやオートバイスタント。
ショッカーの作戦行動としてのトラック輸送をはばむために、
走るトラックの上で戦う仮面ライダー!
なにより、武器を使わずにパンチとキックのみで立ち向かうライダーたち。
あの日、私たちを熱くさせたすべてがそこにありました。

もちろん平成仮面ライダーシリーズは、
テレビの枠としての自主規制、
限りある予算枠などで精一杯やっていると思いますが、
どうしてもこぼれてしまっていたものがあったので、
それを再びつかんでくれた感じがします。

また、テレビシリーズより丹念に物語を描き出すことにより、
より深く登場人物たちの苦悩が深く描かれていたように感じます。
実際、ショッカーではないのに、
ショッカーよりも恐ろしい人間が何人も出ていますから、
ショッカーのいう、
人類を変革したうえでの世界征服という理想に傾いちゃう人がいても、
不思議じゃなく思えてしまうでしょう。

それにしても、物語の組み立てはかなり見事。
一本のホラー映画として観ていても、
人によってはミスリードされて、え、え、え???となるかも。

個人的には一文字隼人の描写が、やや足りなかった気がするんですが、
プログラムを読んで納得。
どうやら一文字にとってはかなり大事なシーンがカットされたようで、
やや残念ではありますが、
全体の長さというのは興行を考えるといたしかたない部分ですものね。

時代を反映してか、怪人の名前が、
ハサミジャガーからシザーズジャガーになったり、
ノコギリトカゲがチェーンソーリザードになっていましたが、
まぎれもなくあなたたちは怪人でありました。
できれば、シザーズジャガー(田口トモロヲさん)が何を考えていたか、
もう少しだけシナリオに組み入れられていたら、
ショッカーの奥深さがもっとでたでしょう。
そのアジトにはあいかわらず地球儀があって、
首領の声・納谷悟朗さんが赤ランプとともにしゃべるので、
とてもいい感じでしたが、
アジトの入り口がどこにあったかは、当世風でしたよね。

時代で変わったといえばキャラクター像もそうで、
黄川田将也さんが演じたのはワイルドというよりは優しげな本郷猛、
高野八誠さんは、かなりピカレスクな二枚目の一文字隼人。
このあたりは、昔の一文字隼人が人懐っこい顔立ちだったからなぁ。
だいぶ、イケメンにパワーアップしたものです。
でも、加藤和樹さんが、
仮面ライダードレイク・風間大介に続いて演じた風見志郎は、
誰がどう言おうと風見志郎そのものでありました。
宮内洋以外、風見志郎は考えられないという人にこそ、
ぜひぜひ観てほしい、
あの日の延長にある風見志郎だと思うのです。

DVD待ちの皆さん、ぜひ劇場でご覧になってください。
まずは、大きなスクリーンで観ないと後悔すると思いますよ。
また、加藤和樹ファンは絶対に観るべし。
そうすれば、再び風見志郎は、
スクリーンに舞い戻ってくるでしょう。
この映画を特撮ファンと、
仮面ライダーヲタクだけの映画にしちゃあいけないのです。




※仮面ライダーTHE NEXT公式サイト
http://www.maskedridernext.jp/
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テーマ : 特撮ヒーロー
ジャンル : テレビ・ラジオ

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    元々はリアル環境に諸事情をかかえていたときに気分転換で匿名ではじめた個人的な日記ブログでした。MAYAというのは中学以来の一部でのニックネームですから、おわかりの人にはすでに誰だかわかっていたはず。もう、実名にしてもよくなったのだけれど、ネットでの交流がはじまっていた方もおり、複雑怪奇なことになりそうだったのでこのブログDARK HEAVENでのハンドルはMAYAで通すことにしました。プロフィールにあるようなよくわからないシュミの性別不詳、年齢不詳の「キャラ」として楽しんでもらえれば幸いです。時々、性別や年齢がわかる発言をしているのは愛嬌ということで。リンクやトラックバックはご自由にどうぞ。拍手は泣いて喜びます。こんなのでよければ仲良くしてね。
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