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乙女稲荷神社



時の流れはどこかで回廊になっていて、
思わぬところがつながっているのかもしれないと、
感じることがあります。
そして、たまに、
それを見わたすことができる人もいるんだと。
本当はそれは不幸なことなのですが、
人は無責任に偉人と呼ぶのです。
それはともかく、
こうした鳥居の連なりをくぐると、
そのまま違う世界に行っちゃいそうだと、
多くの人が思うということは、
異空間はたしかにそこにあるということですね。
鳥居の数だけ異世界はあり、
本当はくぐるたびに、
違う世界にとばされているのだとしたら、
常に世界は多面的で素敵です。
いつも、何かを自分の力で変えられるのですから。
さて、稲荷と言えばつきものは狐ですが、
こちらの狐さまは、
トンボを飾るのが流行りのようです。
左右の狐とも、頭の上でトンボが休んでおりました。
トンボもきっと、涼しいのでしょう。
境内には3組の狐たちがおわしますが、
この狐さまは昭和8年の作。
若干、狼とか犬系の顔立ちなのは気のせい?
日本の神社の成り立ちは複雑怪奇な側面があり、
明治政府が国教として神道を中心に据えたとき、
神仏分離の過程で様々な「おかしなこと」が起こり、
神社は「より格上の神様」をまつろうとした経緯があります。
いわば神様のブランド信仰みたいなものですが、
その名残りは現代にそのまま直結していて、
多くの神社の「主祭神」はあとづけのものだったりします。
こちらの乙女稲荷神社の主祭神は、
倉稲魂尊(うがのみたまのみこと)となっていますが、
本当にそうなのかは、
調べてみないとわからないことだったりします。
外国人に言ったらあきれられそうと言うより、
確実に理解不能の事ですよね。
ちなみに結構大きな名の通った神社でも、
本当の祭神は「行き倒れて死んだ誰だかわからない爺さん」
なんてこともあるのですから。
この国にいる神様の数は、とても多くて素敵です。
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