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うなぎづくし重 @ 本丸【うなぎ・ての字】(西新橋)


こう暑くなると、バテバテでいけませんね。
でも、食欲をキープするには冷たいものより、
やはりしっかりとした温かいものを。
ここは一つ、平賀源内の悪だくみにのっかるのも手ですな。
土用の丑の日まではまだ間がありますが…。
だって、美味しい鰻を食べるなら、
土用の丑の日は避けたほうがいいんですもの。
お店はゴタゴタで大荒れ状態ですし。
それに鰻は本来、産卵前の秋の入り口が食べごろ。
土用の丑の日は痩せた鰻が売れない時期なので、
苦肉の策の広告戦略なのです。
そんなことはさておき、ここ本丸は鰻卸が本業ですから、
街中の安価な「だけ」の鰻とは一線を画すものです。
ワンランクうえの国産の上質な鰻を、
比較的安価に食べさせてくれるのですから、
こんなありがたいことはありません。
何より入り口で焼いている「煙」がそそります。
最近は煙の見えない鰻屋が多いですが、
鰻は匂いで食わせるもの。
今回は、うなぎづくし重。
うなぎの蒲焼きは少なくなりますが(笑)、
肝・ヒレ巻き、つくねまでを同時に味わえる贅沢さ。
私なんかは、肝を食べに鰻屋に行くようなものですから、
肝があるのが、とてもうれしいのです。
ただ不満もあって、つくねに関してはいかがなものか。
味のつけ過ぎで、
うなぎの蒲焼きの味を殺してしまいかねません。
それでも、これだけのものは値段以上の味であると思います。
うなぎづくし重は、
温泉玉子、お新香、肝吸いつきで、1,300円。
しっかり食べたい派には、ややご飯は少なめなので、
ご飯大盛り100円増しの食券を、
追加なさった方がいいでしょう。
タレがもともと穏やかなうす味で、
さらに「控えめ」にかけられているので、
卓上にあるタレは積極的に利用なさることもお勧めします。
昼だけの営業なので、混雑と相席必至ですが、
それをおぎなって余るだけの美味しさでしょう。
一人でもふらりと入りやすい席のレイアウトもポイント。
最近、鰻の輸入に関する問題が世間を騒がせていますが、
形だけの消費が招いた側面もあるんだと思います。
いい加減な「うなぎの残骸」を食べるなら、
その2回分、3回分の我慢をして、
キチンとしたものを味わって食べるということで、
私たちにも異議申し立ての意思表示はできるんです。
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