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古式もりそば @ 手打古式蕎麦(湯島)


蕎麦好きには、絶対はずせない店の一つ。
湯島の坂の上にこじんまりと佇む店で、
店構えよりはるかに狭い店内が特徴。
かなり好き嫌いは分かれる味なのだけれど、
はっきりした個性が小気味良い。
まず、見てわかる通りに、
驚くほど蕎麦が黒いのがこの店の看板商品、
古式もりそば。
蕎麦の実の中央の白いところのみを使う、
更科系の蕎麦とは違い、
外側の甘皮までをふくめてひくことで、
昔ながらの製法を再現しています。
生半可の田舎蕎麦では太刀打ちできない存在感でありながら、
太めの割にのどごしの鮮やかさが光ります。
通常の盛りでもかなりボリューム感があるのが、ありがたい。
そのかわり風味や食感が強烈なので、
蕎麦好きではないと食べおおせないキケンも。
この蕎麦を食べるには、ふつうのつゆは用いません。
びっくりするほど辛い大根のしぼり汁と、
何種類かの醤油をブレンドして寝かせた生醤油を用います。
最初は大根の汁だけで食べて、
しばらく後で生醤油を加えるのがお勧め。
ふつうのつゆの感覚で生醤油を入れてしまうと、
しょっぱいだけですからご注意を。
あくまで一たらし、二たらしの感じで入れてみてください。
この店のつまみ類に関しては、よくいえばシンプル。
悪くいうと力はいれられていません。
どちらかというと、蕎麦を楽しんで欲しい店作りのよう。
お酒を楽しみたい方も肴一品、酒一杯くらいで切り上げ、
さくっと蕎麦にしたほうがよいようです。
また、ふつうのつゆで食べる蕎麦もやっていますが、
鮮烈な感動を味わいたければ断然「古式もりそば」を。
長らく記憶に残る類いの蕎麦だといえます。
古式もりそばは、納得の950円。
また、蕎麦湯も濃厚な味で、
蕎麦屋に来た充実感をしっかりと堪能できます。
最寄りの駅は千代田線の湯島ですが、
まわりが色町っぽいので、
なかなか行きづらく思う人はいらっしゃるかもしれません。
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