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鰻重・松 @ 小柳(浅草)



いまや浅草にも日本全国一律な味でしかない、
大手チェーンの外食産業は増えているのだけれども、
裏通りの変わらぬ佇まいは健在です。
そんな浅草で「庶民的な」うなぎ屋といえば、ここ小柳。
いつ行っても活況を呈しているのは、
そこからもらえる元気というのもあると思います。
誰もいないうなぎ屋というのもねぇ(笑)。
ただし、ここぞというときはなおさら混んでいますから、
断念せざるを得ないときもあるでしょう。
1階は、6人がけのテーブルが4つとカウンター。
1人でふらりと立ち寄れるのはありがたいですが、
多くの場合で相席必至なので、
使いどころは考えることもありそうです。
2階は座敷ですが、
ほとんどは予約客ということになるようです。
小柳のうなぎは、特筆するほどの美味さではありませんが、
とんがったところのないタレとあいまって、
多くの人を納得させる力がある味だといえるでしょう。
面白いのはごはんの解釈。
あくまで蒲焼きを冷まさぬよう美味しく食べるために、
かために炊かれたごはんがひっそりとささえている感じ。
下町に息づいている小粋な鰻重と言えそうです。
鰻重は、松と竹がありますが、
違いは鰻の大きさだけだそうです。
今回はごちそうされる側の立場でしたから、
遠慮なく高いほうの、松2,100円を賞味。
でも、鰻の大きさは思うほどの違いではありませんから、
竹1,470円でも満足はできると思います。
ただし、ごはんの盛りはかなり上品ですから、
食べ盛りの人は大盛りにしてもらうほうがいいでしょう。
鰻重には自家製のお新香がつくものの、汁物は別料金。
私はきも吸い105円をつけましたが、
なぜか味噌汁のほうが215円と割高…、
きも吸い好きとしては喜んでいいのやら、複雑。
お新香はかなり美味しいので、うれしくなってきますよ。
江戸の下町風なおつまみ類も充実。
ちゃんと「甘い」卵焼きを筆頭に、
焼鳥、もつ焼は、みたらし団子のような甘辛ダレなのが個性的。
慣れない人はとまどうでしょうが、
一度ツボにはまると病みつきになるかもしれません。
こうした老舗系には珍しく、
「生ビール」があるのがうれしい人も多いでしょう。
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