はぐれたdinosaurのログ 少しだけチェリーパイ風味

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ユアーズ

2007 - 04/28 [Sat] - 02:30

コンビニも深夜営業のファミレスもなかったころ、
青山ユアーズというスーパーマーケットが、
青山通り(ルート246)で深夜3時まで営業していました。
(1964年頃〜1982年)
いまもあれば、紀ノ国屋とも成城石井とも違うコンセプトで、
存在感ある店に成長していたかもしれないのですが、
時代の変貌の前に姿を消していったのです。

アメリカにそのままありそうなスーパーを模したユアーズは、
ディズニーランドのように、
回転バーを押して入る斬新な入り口で、
その後の買い物をワクワクさせる予感めいていました。
そして、なによりも一風変わった品揃え。
キャンベルの缶があたりまえのように並び、
見たこともない 野菜が揃っていたのです。
当時オンエアされていたグラハム・カーの
世界の料理ショーでしか、
見たことのない野菜があるのですから。
ユアーズがあった時代背景を考えると、
経営としてはかなりの冒険であったと思います。

レジ横のコーヒースタンドでは、
自家製ドーナツやホットドックが食べられました。
考えてみると、横文字の冷凍食品や缶詰は、
アメリカへの憧れがピークだった時代の産物に他なりませんが、
すべてがホンモノというところにこだわりが見えます。
七面鳥のまるごと冷凍の固まりが買えるところは、
いま現在でも限られているはずですから、
その斬新さがわかるでしょう。

青山では、インベーダーゲームが真っ先におかれた店でもあり、
当時小学生だった私はやりたかったのですけれど、
青南小学校から禁止令がでてしまい、
やっている大人を眺めているしかありませんでした。
そんなところでも時代を先取りしていたのですが、
その分、時代とともに燃えつきたのかもしれませんね。

いまは取り壊されて違うビルが建ち、
地元の人間にも記憶が薄れている存在ですが、
これからの時代の先を読もうと思ったときに、
この店が目指していた感覚が思い起こされるのです。
いまこれからの先進性を考えるとするなら、
そのコンセプトはなんなのだろうか?
そんな自問をするときに、この店の空気感を思いだすのです。

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