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マカロン @ ピエール・エルメ・パリ青山(神宮前)

ところかわれば、
洗練のカタチというのも違ってくるわけで、
フランスが国の威信をかけてお菓子を作ると、
こういう姿になるのでしょうね。
マカロンというのは、
そういうお菓子なんだと思います。
もともと、カトリーヌ・ド・メディシスが、
アンリ2世のもとへ嫁ぐ際に、
イタリアから持っていった菓子ですから、
最初から庶民の物ではないのですし、
贅の限りを尽くした存在だったわけです。
世が世なら、
私たちは知ることも見ることもなかったことでしょう。
マカロンは、粉砂糖とアーモンドなどの粉を、
メレンゲと混ぜて膨らませてオーブンで焼いたものに、
各種クリームをはさんだもの。
お菓子の作り方としては、実にシンプルなようですが、
そこには技巧が重大な要素として介在します。
その秘密の匂いが、貴族王族に好まれた所以なのでしょう。
ピエール・エルメは、
アルザス地方の4代続くパン菓子職人の生まれで、
ルノートルに弟子入りし、
フォションのパティシエとして11年間在職して独立した人。
その手になるマカロンが日本でも食べられるのは、
たまげた時代になったことよと思います。
日本人には、おおむね甘過ぎると思いますが、
これが西欧のお菓子の原点であるのだし、
いつまでも王道を貫いてほしいものです。
ですが、値段も王侯貴族です。
私でも、さすがに躊躇しますもの。
というか、ありがたいことに今回はいただきものです…
マカロンの食感は軽いし、一口サイズですから、
値段を知らない人に渡したとしたら、
あっと言う間に食べきってしまい、
その値段を聞いた瞬間に気絶しかねませんから、
使い方にはご注意を。
野暮になるので、今回ばかりは値段は書きません。
【カラメル】(フレール・ド・セル入りカラメルクリーム)が、
万人向けでお勧め度が高いです。
甘い物を食べない人には、
【ユイル・ド・オリーブ・エ・バニーユ】が、
控えめの味ですから、織り交ぜると喜ばれると思います。
ただ、私の個人的な好みとしては、
【アメリカーノ・パンプルムース】のような、
バカみたいに甘い物が大好きなんですが、
それに関してはお前の舌は「欧米か」とつっこまれそうです。
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