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柏餅 @ 紅谷(南青山)

地元の和菓子屋さんで、長いつきあいはあるのだけれども、
ちょっとだけぼやいてもいいなら、
高くなったよなぁ…。
それでも、味が落ちるのよりはいいのですケド。
早朝からじっくりと仕込みをしているのも知っていますし、
変わらずにこの味があるというのは、
やはりうれしいものなのです。
同じ地元でも、なくなってしまったお店も多いですしね。
さて、柏餅は、
5月5日の端午の節句の供物としてもちいられるもので、
とくに男の子のいる家庭では、
この時期にはかかせないお菓子です。
上新粉の餅のなかに餡をいれ、柏の葉ではさんでありますが、
これは「柏」が、新芽が育つまで落葉しないことから、
家系が途絶えないことの縁起をかついだものと言われています。
この柏餅が、はじめて登場したのは、
徳川9代将軍家重から、
10代将軍家治の治世の頃(1660年前後)だとされており、
様々な文献からわかっていることは、
中国渡来の「端午の節句」の風習には本来なかった、
日本独自の供物であるということです。
しかし柏餅とはいいながら、柏が手に入らないところでは、
違う葉で作られることもあり、
関西ではサンキライの葉、
四国ではサルトリイバラの葉で作ることがふつうのようです。
また、柏餅は当初は全国的な習慣ではなく、
京都や大阪では粽が主体だったのが、本来の姿だったのです。
柏餅のなかの餡は、こしあんと味噌餡の二種が多くて、
まれに粒あんもみられるようです。
私は味噌餡が好きではありませんから、
柏餅は、こしあんしか食べません。
粒あんも、他のお菓子なら大好きなのですが、
柏餅では野暮な気がするんですよね。
ただ、味噌餡だけが標準の地域もあるのが面白いところ。
まだまだ日本の風習は奥が深いのです。
なにか、柏餅についてご存知でしたら教えてくださいね。
サザエさんの先祖、磯野藻屑源素太皆が、
おはぎを38個たいらげたことは有名でしたが、
それを知った中学生の頃の私は、
この紅谷の柏餅で大食いに挑戦。
18個をたいらげた記憶があります。
その当時はまだ、紅谷の柏餅も安かったのです(笑)。
論点はそこじゃなかろう?、と言われそうですが。
ちなみに紅谷は、青山通りに面しているので、
前を通ったことがある方も多いかも。
いま仮店舗の紀ノ国屋青山本店の隣りです。
紅谷のお勧めは、これから少し後の季節の「水ようかん」、
また、赤飯がとくに美味しいと思います。
>柏餅の値段、書き忘れていました…262円なり。
また、屋号の紅谷は「べにや」と読みます。
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