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北辰社牧場跡 @ 歴史探訪・榎本武揚の夢(九段下〜飯田橋)
2007 - 04/21 [Sat] - 09:22

日本の国を二分した最後の内乱・戊辰戦争が、
ある意味では「土方歳三」の戦死をもって函館で終結した時、
蝦夷地に描いた「北海道共和国」の夢も、
終わったかに見えましたが、
その戦いで生き残った旧幕府方の榎本武揚や大鳥圭介が、
その後に行ったことに真価があるのだと思うのです。
彼らが蝦夷地に描いた夢の一つ「牧場」は、
明治政府に赦されて政府の仕事をまかされるようになって、
実現する運びとなりました。
飯田橋に榎本武揚と大鳥圭介が共同で開いた牧場には、
「北辰社」という名がつけられ、
日本の酪農の普及の魁となりました。
最盛期には50頭もの乳牛が、この牧場にいたそうです。
いま、牛乳を飲むことは当たり前になっていますが、
それが当たり前ではなかった時代、
榎本武揚という傑物の見ていたものは、
遠い遠い現代の日本だったのかもしれません。
彼の開いた牧場の跡には簡素な標柱のみですが、
牛乳を飲んで体格の変わった日本人という結果に、
ほくそ笑んでいることでしょう。
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