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カルピス特撰バター

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テレビのいわゆるグルメ番組を見ていると、
美味しさの表現に必ず使われる言葉があります。
脂がのっている、とろけるなどがそれにあたりますが、
それは人が飢えていた時代の名残りのようなもので、
人は本能的に高カロリーで油脂分の高いものを、
どうしても優先して美味しいと感じてしまうのです。

このことを逆手にとれば、
美味しいものをより美味しくするのは簡単なことです。
油脂分を添加すればいいだけの話なんですから。
ただし、単純にどうでもいい油を増やすのでは、
身体にいいのかは別の話になりますけれどもね。
どうせなら良質の油をとるほうがいいに決っています。
そこで家庭でとる油の中では、
最もカロリーが高いと思われる、
バターについて色々と考えてみました。

搾ったままの牛乳を置いておくと分離してくるクリームから、
バターがとれるということはかなり昔から知られており、
古代バビロニアあたりから人類とともにありましたが、
その頃からしばらくは、
高価な薬や化粧品として用いられたようです。
その後、食用に転じたのは6世紀ごろのフランスから、
さすがフランスというべきか。

このバター、
日本にもちょくちょく進出してくるのですが、
気候風土による障壁なのか、なかなか定着はしませんでした。
古くは6世紀に中国経由でやって来ていたのですが、
これはややチーズに近いものだったようです。
古今和歌集の醍醐天皇の名前とともに、
醍醐味という言葉が残っていますが、
この醍醐というものは、
バターとクリームとチーズの中間のようなものでした。

その後、14世紀頃にもオランダ経由でやってきますが、
やはり定着にはいたらず、
江戸時代末期には酪農の実験めいたものも行われましたが、
本格的に普及するのは明治維新のあとの話。
そこには戊辰戦争で五稜郭に立てこもった、
あの榎本武揚がひらいた北辰社牧場が、
大きな役割を果たしているのです。

さて、日本の食卓には、
すでにふつうにあがることの多いバターですが、
そのほとんどは無醗酵の有塩バターです。
日本の牧草や風土からできてくる、
牛乳の質も関係しているのでしょうが、
無味に近い味を塩でおぎなっているという面もありそう。
意識しない調味料に使うのにはいいのですが、
バターの味についてのみ考えると、
個性のある味に仕上がっているものは、
まだまだ数えるくらいの製品しかないのだと思います。

そこで、このカルピス特撰バター!
カルピスをつくる工程で、
牛乳から乳脂肪を分離するときにできる、
良質なクリームから作られたバターです。
いわばカルピスの副産物なわけですが、
カルピス40本から1つしかできない、
かなり贅沢な副産物であるといえます。
その6割強が業務用として、
レストランや菓子店に流通しているので、
なかなか目にされたことがない方も多いでしょう。

このバターはフレンチの関係者にも、
本場フランスのバターに近い風味と絶賛されており、
この味になれると、もうもどれない公算が大です。
のびやかな美味しさと、かすかな酸味、
そして品の良い切れ味の良さ。
カルピス特撰バターと「墨繪」のフランスパンがあれば、
ワインが無くても酔っぱらえますってば。

カルピス特撰バター、有塩タイプは450gで1,200円。
無塩タイプは450gで1,250円。
ふつうのバターの値段を知っていれば驚く値段ですが、
値段だけのことはあるはず。
少なくとも、値段に驚いて使用量は減らせるかも(本末転倒)。
なお、製菓材料店に行くと外箱なしの業務用がありまして、
これよりはかなりこなれた値段で買えるはずです。
また、製菓用にはさらに特撰バターをベースにした、
カルピス醗酵バターもありますから、
腕に応じて試してみるのもいいと思いますよ。
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テーマ : パン
ジャンル : グルメ

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    元々はリアル環境に諸事情をかかえていたときに気分転換で匿名ではじめた個人的な日記ブログでした。MAYAというのは中学以来の一部でのニックネームですから、おわかりの人にはすでに誰だかわかっていたはず。もう、実名にしてもよくなったのだけれど、ネットでの交流がはじまっていた方もおり、複雑怪奇なことになりそうだったのでこのブログDARK HEAVENでのハンドルはMAYAで通すことにしました。プロフィールにあるようなよくわからないシュミの性別不詳、年齢不詳の「キャラ」として楽しんでもらえれば幸いです。時々、性別や年齢がわかる発言をしているのは愛嬌ということで。リンクやトラックバックはご自由にどうぞ。拍手は泣いて喜びます。こんなのでよければ仲良くしてね。
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