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【ペントハウスの夏】

ペントハウスの夏
中川勝彦
ワーナーパイオニア
1985/5/25発売
絶版・現在入手困難
『カッチャンに出会ってから
三番目のアルバム[ペントハウスの夏]
困ったナ、嬉しいナ、また夢みちゃう』
というコピーが帯についていました
いまや、忘れ形見のお嬢さん・中川翔子さんのほうが、
有名なのだと思いますが、
薬師丸ひろ子主演の映画「ねらわれた学園」でデビューした、
幻のロックシンガー・中川勝彦の3rd album。
アイドル的なアプローチは残されつつも、
先の2枚よりもロック色が強まっているのがポイント。
日本のビジュアル系の元祖的存在の一人でもあります。
音楽的に、今でも遜色のないアルバムといえる1枚。
1985年の発売日には、
オコヅカイを握りしめ、手にした一枚のレコードでした。
給料でもバイト代でもなく、まだオコヅカイってのがさ(笑)。
そして、CDでもなかったんだよね。
時代はLPからCDへの移行期でしたが、
まだまだ誰もCDが普及するとは思っていませんでした。
私もちょうど、いろんな意味で背伸びをしていて、
気づいたらどうしようもない傷を負っていた…そんな頃。
いちばん聴いていたアルバムだったのは間違いありません。
本当は私の傷よりも、
私の負わせた傷の方が大きかったのだと思いますが、
当時は、そんなことすらわかっていませんでした。
そしてこのあと、
勝彦さんが誰よりも早くいなくなってしまうことを、
知るよしもなかったのはいうまでもありません。
勝彦さんがいなくなるのと同時に、
このアルバムも封印してしまい、
聞く事ができなくなったファンも多いことは知っていますが、
いつか時が来たと思ったら、
心の棚からとりだしてあげて欲しいと切に願います。
音楽は、奏でられるために世に出たのだから。
【ペントハウスの夏】詳細
※当時、品川ウィングのレコード屋で、
このアルバムが棚の目立つ位置にくるよう、
さりげなくならべかえたのはオイラだ。
それはさておき、
参加ミュージシャンから見えてくる事もあると思うので、
データを書いておきました。
SIDE A
白いアンティック・ドレス(キラー通りMIX)
※アルバム導入部のインストゥルメンタル
ライナーノーツには、なぜか詳細が書いてありません。
Skinny
作詞・岩里祐穂
作曲・白井良明
編曲・白井良明
All Instruments 白井良明
Programming 深沢順
※80年代シンセDX系統の音が、むしろ生々しい。
一言いうなら、当時はSkinnyなんて言葉、
誰も知らんかったはず。
ROCKAHOLIC
作詞・山本春日
作曲・中川勝彦
編曲・笹路正徳
Drums 田中一光
Guiter 土方隆之
Keyboards 笹路正徳
Femele Vocal 村田有美
Programming 梅野貴典
Trumpet 数原晋
Trombone 新井英治
Sax ジェイク・H・コンセプション
※ジャケットにはベタづめで書かれたタイトルですが、
なぜかライナーではAの前後に空白がある。
DRIVE
作詞・岩里祐穂
作曲・白井良明
編曲・白井良明
All Instruments 白井良明
Programming 深沢順
Back Up Vocals 白井良明、中川勝彦
Voices 白井良明、明石浩和、松林天平
※月夜にほえたくなる曲。
BLUE
作詞・鈴木博文
作曲・中川勝彦
編曲・笹路正徳
Drums 田中一光
Bass 渡辺健
Guiter 土方隆之
Keyboards 笹路正徳
Back Up Vocals 村田有美
Programming 梅野貴典
Intro 阿部保弘、中川勝彦
※複雑な恋愛模様を歌っていて、
その意味がわかったのは最近のことでした。
あ、私が複雑な恋愛をしたからわかったわけじゃないよ。
ナンシー・Chang!
作詞・安井かずみ
作曲・加藤和彦
編曲・新川博
Drums 山木秀夫
Bass 富倉安生
Guitar 今剛
Keyboards 新川博
Programming 梅原篤
Trombone 平内保夫
Sax ジェイク・H・コンセプション
Back Up Vocals 木戸泰弘、比山清、平塚文子
※安井ー加藤という最高にクセのあるコンビの楽曲。
シングルカットもされましたが、
これを歌っていた時の勝彦さんの髪型には、
賛否両論がありました。
ほとんど連獅子のようでしたから。
SIDE B
白いアンティック・ドレス
作詞・安井かずみ
作曲・加藤和彦
編曲・新川博
Drums 山木秀夫
Bass 富倉安生
Guitar 今剛
Keyboards 新川博
Programming 梅原篤
Harmonica 八木のぶお
Back Up Vocals 木戸泰弘、比山清、平塚文子
※僕も夢から覚めたばかり…
余談ですが、80年代のおもだったアルバムには、
木戸、比山の二人はコーラスとして、
かなりの数のセッションに参加していました。
誰しもが知らずに耳にしている声といえるでしょう。
お二人とも時々、名前の表記を変えていますが、
あなたの棚のCDにもクレジットされているはず。
なぎさホテル
作詞・岩里祐穂
作曲・中川勝彦
編曲・新川博
Drums 岡本郭男
Bass 富倉安生
Guitar 松原正樹
Keyboards 新川博
Programming 梅原篤
Back Up Vocals 木戸泰弘、比山清、平塚文子
※割とアイドルチックな可愛い曲ですが、
いまだに好きです。
水の中のクリスマス
作詞・岩里祐穂
作曲・中川勝彦
編曲・笹路正徳
Drums 田中一光
Bass 渡辺健
Guitar 土方隆之
Keyboards 笹路正徳
Back Up Vocals 村田有美
Programming 梅野貴典
※夏に発売なのにクリスマスソング?と思いきや、
プールサイドで眩しい光につつまれながら、
遠い冬の日を振り返るという、凝った構成。
いつもと違う悲しみ
作詞・鈴木博文
作曲・中川勝彦
編曲・横田龍一郎、中川勝彦
コーラスアレンジ・椎名和夫
Bass 関雅夫
Guitar 北島健二
Keyboards 横田龍一郎
Programming 梅野貴典
Back Up Vocals 椎名和夫、鳴海寛、渡辺直樹
※鼻から床に墜落すると相当痛いです。
そんなことは絵空事だと思っていたら、
この歌のような状況を後に体験することになりました。
鼻から床に墜落しないほうが絶対に良いです。
ペントハウスの夏
作詞・中川勝彦
作曲・中川勝彦
編曲・笹路正徳
Drums 田中一光
Bass 渡辺モリオ
Guitar 土方隆之
Keyboards 笹路正徳
Programming 梅野貴典
※アルバム表題曲。
いま聞いていてもせつないのは、なぜだろう。
Bye-Bye Summer Days...
それは、もう二度ともどらないから心に残るんだ。
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