はぐれたdinosaurのログ 少しだけチェリーパイ風味

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AIR

2006 - 10/21 [Sat] - 19:20

場の空気を読めない人が増えているという意見は、
このところ多くなっているように思いますが、
もっといえば、
人の真意をとらえる能力が欠如してきているのが、
ホントのところかなという気がします。

キチンとその場を把握するのには、
まずは観察力なのですが、
その時点で部分しか見ていないと、
全体が見えるわけがありません。
人間観察の場として、バーなどはもってこいなんですが、
このタイプは、バーに入るなりしゃべりだすような感じの人。
自分とバーマンしか見えていないので、他の客のことや、
店の中でどんな会話が交わされていたかまで、
頭がまわりません。

どんなところでも、
その場、その場で言ってはいけないことや、
してはならないことというのはたしかにあるのですが、
場の空気を読めない人は、この違いを自分で制御できません。
その原因の一つとしては、
コミュニケーション不全があげられます。
コミュニケーションは本来、双方向のものですが、
一方通行のやり方をなさるのが、この方たち。

そこには対等の関係が存在できていないのですから、
無理もないのですが、
なかなか実情を自分で気づけないのが最大の問題でしょうね。
だって、自分では自分の中に築いた「虚像の」相手と、
対等につきあっているつもりなのだから。

これは、ネット上になるとより顕著になります。
もともとの文章能力の優劣も関係はしてきますが、
それは本質的な問題ではありません。
やはり、文章全体から相手の真意を読み取る能力に、
コミュニケーションの本質的な力の差が出てきます。

加えて、ある実験では、自分の書いた文章から、
相手に真意が伝わる率は7%前後という結果が出ています。
この実験のやり方には疑問があるので、
データの信憑性は高いものではありませんが、
時として物事を曲解する人間が出てくる根幹には、
文字だけのコミュニケーションの、
脆弱さというものはあるのです。

ネット上の文言で考えるまえに反応してしまう人には、
この点をよく考えて欲しいものです。
寿司屋のカウンターで、
違う寿司屋のほうが美味しいからと言い出すとか、
大阪の飲み屋でジャイアンツファンだと言う(笑)とか、
そうしたことがまずいという単純化した他者の例を、
理解しえるのならば、
自分自身が何をしているかを見直すことはできるはずです。
ね?、そうでしょ?

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