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AIR
場の空気を読めない人が増えているという意見は、
このところ多くなっているように思いますが、
もっといえば、
人の真意をとらえる能力が欠如してきているのが、
ホントのところかなという気がします。
キチンとその場を把握するのには、
まずは観察力なのですが、
その時点で部分しか見ていないと、
全体が見えるわけがありません。
人間観察の場として、バーなどはもってこいなんですが、
このタイプは、バーに入るなりしゃべりだすような感じの人。
自分とバーマンしか見えていないので、他の客のことや、
店の中でどんな会話が交わされていたかまで、
頭がまわりません。
どんなところでも、
その場、その場で言ってはいけないことや、
してはならないことというのはたしかにあるのですが、
場の空気を読めない人は、この違いを自分で制御できません。
その原因の一つとしては、
コミュニケーション不全があげられます。
コミュニケーションは本来、双方向のものですが、
一方通行のやり方をなさるのが、この方たち。
そこには対等の関係が存在できていないのですから、
無理もないのですが、
なかなか実情を自分で気づけないのが最大の問題でしょうね。
だって、自分では自分の中に築いた「虚像の」相手と、
対等につきあっているつもりなのだから。
これは、ネット上になるとより顕著になります。
もともとの文章能力の優劣も関係はしてきますが、
それは本質的な問題ではありません。
やはり、文章全体から相手の真意を読み取る能力に、
コミュニケーションの本質的な力の差が出てきます。
加えて、ある実験では、自分の書いた文章から、
相手に真意が伝わる率は7%前後という結果が出ています。
この実験のやり方には疑問があるので、
データの信憑性は高いものではありませんが、
時として物事を曲解する人間が出てくる根幹には、
文字だけのコミュニケーションの、
脆弱さというものはあるのです。
ネット上の文言で考えるまえに反応してしまう人には、
この点をよく考えて欲しいものです。
寿司屋のカウンターで、
違う寿司屋のほうが美味しいからと言い出すとか、
大阪の飲み屋でジャイアンツファンだと言う(笑)とか、
そうしたことがまずいという単純化した他者の例を、
理解しえるのならば、
自分自身が何をしているかを見直すことはできるはずです。
ね?、そうでしょ?
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