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ポルトガルと日本のあいだには…








その昔のこと、
私の実家では外国人向けのアパートメントを経営していたんだけれど、
外国人と言っても時代が時代だったから現在とは主体層が違い、
主に欧米のそれなりに身元がハッキリとしている人に貸していたわけです。
大使館関係とか、エアな会社の空飛ぶ人とか、大企業がらみの人中心。
まー、そこで人を選んで入れてはいても、
それでも起きる面白哀しいトラブルはあるわけなんだけれど…、
もう時効とは言え書いちゃいけないこともあると思うので、そこはスルー。
でも、幼少から見ていたから貸し主と借り主のトラブルは、
もう予見できるよ、大概は顔を見ただけで。

で、この私の生まれ年に建ったあのアパートメントは、
いまはもうないんだけれど、
そこの最後の外国人の住人だったのがポルトガル人のFさんでした。
20歳代で日本企業の仕事で来日し、結局50歳近くまでいらした方です。
いまは60歳となられセミリタイアし、
本国ポルトガルで色々となさっておられるみたいで、
その用事もあったので来日していたのですが、
平日の日中には実家には顔を出してくれたものの、
今回はとても会えないと思っておりました。

まさかねえ、「表参道でイルミネーション見ているんだけれど、今何処?」
とケータイで呼び出されるとは思いませんでしたさ(爆)。
友人と呼ぶにはあまりに恐れ多くて、
…かと言って小学生くらいからずぅっと知られているわけだし、
半分身内みたいなものですから、もう。
兄貴分というには歳が離れ過ぎているので、親戚の叔父さん感覚なのかなあ。
ポルトガル語とフランス語が飛び交う外国人の集まりの中に、
片言の英語しか話せない状態で連れて行かれたこともあるし、
日本語の字幕がない英語の映画も一緒に見た記憶もあります。
あ、バッタリ会ったラモスさんも紹介してもらったっけ。
うちのまん前で(笑)。

さて、このFさん。
驚くべきくらい日本文化に造詣が深いのですが、
なかでも将棋の腕は相当なもの。
とりあえず動かせるだけの私じゃ、太刀打ちどころの話じゃありません。
今回の日本での行動も一つは、ポルトガルで将棋連盟を作るので、
そのイベントの打ち合わせがらみということで、
千駄ヶ谷の将棋連盟にもいらしていたようです。
ああ、そういえば当時も千駄ヶ谷には通っていたよなあ。

それだけFさんが将棋をお好きな事は知っていた私でも、
お会いした時に飛び出した話にはさすがに驚きました。
昨日、ポルトガルに留学しにきていた日本人の友人に、
30数年ぶりに会ったのだそうですが、
その時渡されたのが写真の将棋の駒なのだそうです。
なんとこれ、ポルトガルで日本文化を紹介した雑誌の断片に触れて、
興味をもったFさんが1973(昭和48)年に自分でほって、
その友人が字を書いたという手作りの駒なのだそうです。
その方がいずれ会うと思っていたので会ったら渡そうと持っていたのだとか。

当時はインターネットなんてないですし、
ポルトガルで正しい情報もない中想像で作った将棋の駒。
これが、もしかしたら、
今後の日本とポルトガルの将棋交流の架け橋になるのかもしれません。
ちなみに、日本人の友人のほうが将棋をよく知らなかったので、
成ると裏がないんだよねとFさんは笑っておられました。
また、駒の大きさを考えられなかったので、
この駒にあわせた将棋盤は通常のよりかなり大きかったそうです。

ここで、は!と、胸を突かれた想いです。
なにかと理由をつけてできないと躊躇するよりは、
大雑把でも不細工でも間違っていても、
形を成しておけば、
それは何かにつながってゆくんじゃないだろうか、と。
時間を越えた巨大なエネルギーにあてられて、
私の内面のベクトルも少し変わったのかもしれません。
そして、それを支えてくれるのは、やはり「人」であるのだとも。

それにしても平目の刺身が旨いといい、
熱燗を飲み、寿司をつまみ、
コシヒカリが美味しいと語り、
お茶を飲むポルトガル人っていったい!?
それ相応のことを聞かれてもそうそう動じない自信もあるけれど、
Fさんに日本の事を質問されるとギクリとするんだよね。
前世は種子島のころに日本にきてたのかもって、かぎりなくホントっぽいもん。
そうそう、ポルトガルで本気で日本食のお店を出す気があるなら、
いまがチャンスらしいよ。ただし、基本的にあっちも不況だそうです。




このFさん、奥さまは日本で知り合った英国人でモデルだったKさん。
そのKさんには英語や英国料理を教わりましたっけ。
うちの実家にその頃出入りした事がある人は、
この二人を覚えている人もいるかもね。



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    元々はリアル環境に諸事情をかかえていたときに気分転換で匿名ではじめた個人的な日記ブログでした。MAYAというのは中学以来の一部でのニックネームですから、おわかりの人にはすでに誰だかわかっていたはず。もう、実名にしてもよくなったのだけれど、ネットでの交流がはじまっていた方もおり、複雑怪奇なことになりそうだったのでこのブログDARK HEAVENでのハンドルはMAYAで通すことにしました。プロフィールにあるようなよくわからないシュミの性別不詳、年齢不詳の「キャラ」として楽しんでもらえれば幸いです。時々、性別や年齢がわかる発言をしているのは愛嬌ということで。リンクやトラックバックはご自由にどうぞ。拍手は泣いて喜びます。こんなのでよければ仲良くしてね。
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