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浮世絵ベルギーロイヤルコレクション展 @ 日本橋高島屋8階ホール(日本橋)





どうもこのところ浮世絵づいているみたいなのですが、
日本橋高島屋で開催中の、
浮世絵ベルギーロイヤルコレクション展に、
午前10時の開店とともにダダダっとすべりこんできました。
おかげでゆったりと楽しむことができました。ふう。
熱気を感じるぐらいの人いきれはできたら避けたいもの。
それに絵を見にいっているのであって、
人のアタマを見たいわけじゃないからさ。

この展覧会のウリは、
ベルギー王立美術歴史博物館とベルギー王立図書館のコレクション。
ともにほとんど世に出していないので、
世界屈指の保存状態と言われているそうです。
浮世絵はもともと通俗的なものではありますから、
作られた当時は長く保存することをまったく考えていませんでした。
ですから光による色彩の退色や劣化は、
西洋画の油彩やテンペラ画以上にはげしいと言えるのだと思います。
それが良いコンディションのものを楽しめるのだからありがたい。

でもね。チラシの裏面の色は作り過ぎだよ。あれ。
色彩の状態の良さは、
浮世絵をある程度見てきた人なら絶対にわかると思いますが、
現代の出版物の色になれているとピンとこない人もいるんじゃないかな。
丁度、天体望遠鏡がはじめての人に土星を見せると、
えっ?こんな程度のものなのっ???
という反応をするのに類似しているかもしれません。

それはともかくとしまして今回、日本初公開のものもありますし、
写楽、歌麿、春信、北斎、広重、国貞、国芳ら、
江戸を代表する浮世絵史の作品がそろっていますから、
むずかしいことを考えずに、
ながめてくるのが良いんじゃないかと思います。
この展覧会、つまらないイヤホンガイドもありませんし(笑)、
作家に対するキャプションも生い立ちなど必要最低限で好感がもてます。
絵はね、アタマで考えるものじゃないから。

今回、個人的に面白かったものがいくつかありましたが、
まず、喜多川歌麿の青楼十二時という一連の作品。
吉原の遊郭の遊女の一日を一時間ごとに描いたもので、
いまならば「潜入新吉原24時間ルポ」とでもいいましょうか。
あ、新吉原は地方ごとに地名を変えてくださいね。
直裁的なエロは一切ありませんけれども、かなり艶かしい気がしました。
そして、悲しいまでに澄み渡る粋さ加減。
このあたりが現代の情緒には欠けているのかもしれません。

あとは歌川国芳の金魚づくし。
これは金魚を人に見立てて、人の生活を風刺したものの連作。
なかでも「にはかあめんぼう」は可笑し過ぎる(爆)。
蓮の葉の傘をさした金魚たちに、
「あめんぼう」が弾丸のように降り注ぐのは現代でもかなりシュール。
思うんだけれども、この連作に出てくる変形途中のカエル、変だよ。
カエルは尻尾を出したまま上半身から変わることはないと思うんだけど。
あんなゲッタードラゴンの合体中みたいなのはいないよ~。
国芳がそんなことを知らないとは思えないし、
当時の人ならわかった隠された風刺があるような気がするのです。

この浮世絵ベルギーロイヤルコレクション展が1,000円なんで、
タダみたいなものだと思います。絵が好きなら漠然でも見ておくべき。
残念ながら会期がもうあとわずかなのです。
2009年4月29日から5月11日までと、
まるで儚い夢のように終わろうとしています。
だから、図録買っちゃった~~~~~~~~~~~~~~~~~~い。
図録は2,300円。ただし解説は少ないのでやや中級向けかと。
どうです?、明日にでも?、午前10時から7時半まで入場可です。
なお、最終日は午後5時半までしか入れませんから、ご注意を。
ベルギーの人に感謝。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

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    元々はリアル環境に諸事情をかかえていたときに気分転換で匿名ではじめた個人的な日記ブログでした。MAYAというのは中学以来の一部でのニックネームですから、おわかりの人にはすでに誰だかわかっていたはず。もう、実名にしてもよくなったのだけれど、ネットでの交流がはじまっていた方もおり、複雑怪奇なことになりそうだったのでこのブログDARK HEAVENでのハンドルはMAYAで通すことにしました。プロフィールにあるようなよくわからないシュミの性別不詳、年齢不詳の「キャラ」として楽しんでもらえれば幸いです。時々、性別や年齢がわかる発言をしているのは愛嬌ということで。リンクやトラックバックはご自由にどうぞ。拍手は泣いて喜びます。こんなのでよければ仲良くしてね。
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