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米国産牛肉の問題提起ふたたび

2006 - 12/23 [Sat] - 15:25

米国産牛肉に対する疑問は、
バカな決断をした吉野家をはじめとした、
日本の企業の姿勢への疑問をふくめて、
何度か書いてきましたが、
近くて遠き国、
お隣りの韓国では大きな問題が勃発したようです。

韓国側の言い分では、この21日に、
輸入された米国産牛肉から、
基準値を超える「ダイオキシン」が検出されたと発表。
米国側に調査を要求しましたが、
米国側はこの調査結果が疑問であるとして反発している模様。

とりあえず、さらに大きな問題なのが、
ダイオキシンはともかくとして(ともかくじゃないけどね)、
このダイオキシン汚染牛肉でもっと大きな問題なのは、
あってはならないはずの骨片がみつかっていることです。
当然、韓国側の検疫で返送処分になりましたから、
市場にはでまわりませんでした。

韓国では日本と同じように、
米国産牛肉の輸入停止がなされた経緯があり、
この9月に2年10ヶ月ぶりに再開。
先月11月30日に到着した第1便で、
やはり骨のかけらが発見され全量が廃棄されたばかり。

これはもう、隣国だけの問題ではないのは、
言うまでもありません。
米国の畜産関係者も、肉の解体業者も、
真摯にやっているところはあるのでしょうが、
かねてから危惧されているとおり、
全体のチェック機能は万全ではないということです。

とはいえ、国産和牛が120%安全だという妄信も危険。
かつては病死したり、
不審死の牛の肉を流通させた業者もいます。
それはそんなに昔といえるほど前のことではありません。
日本にもいい加減な業者がいないわけではないのです。
また厳密な基準はありますが、
安全という概念を生産者がどこにおくかで、
安心できる牛肉の質も変わってくるものなのです。

ただ、これを契機に、
国産牛肉及び、安全だと思われる国からの輸入牛肉を、
買い控えるべきではありません。
そのやり方ですと、まともな業者が立ち行かなくなります。

むしろ積極的に買って支援することで、
良い循環を作り出せると思います。
ただし、どこで買うかはよく考える必要があるでしょう。
また、小売りの肉だけではなく、
外食産業で食べるということは、
1回1回が選挙の投票のようなものだと捉えるくらいで、
ちょうどいいのだと思うのです。
意思表示をするのは、私たち一人一人の権利なのですから。

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